不可説日記

日常の何気ない出来事を極度に歪曲してつづります

雑記不可説ボツネタ集 スペシャル編#3 「Mr.Do」歌詞考察

今回は「歌詞考察」に挑戦しようと思う。しかし有名な曲だと好きな人に文句を言われるかもしれないし、かといって私が好きな曲の考察をしても誰も得しないので、今回は間をとって、私も知らないし誰も知らないと思われる、Youtubeで適当に拾ってきた再生数130の曲の歌詞を考察する。
"Mr.Do"
"Hey,Mr.Do! 君が僕にいつも言った 「do.」実は意味はあんまり分からなかったなあ 涙色悲しむあの子を助けたいと思ったこの気持ち 不思議 考える前に起こすことは 身体に羽を与え その手引っ張って起こす奇跡 ほらねあの子は助かった"
曲名"Mr.Do"-これは「ムル・ドー」であり、つづりからは発音不可能に見えるが、サンスクリット語はrを母音としてもつ(ただし、現代ヒンドゥー語などでは母音を補って発音される)ため、ムル・ドーは古代インドに関する事柄である。
"Hey,Mr.Do! 君が僕にいつも言った"-「君」は古語辞典を引くと「帝」という意味が出てくるので、ムル・ドーは古代インドの王である。
"「do.」実は意味はあんまり分からなかったなあ"-古代インドの人名なのだから分からなくて当然である。
"涙色悲しむあの子を"-ムル・ドーは「涙色悲しむあ」(なみだいろかな しむあ)という人物の子である。
"助けたいと思ったこの気持ち"-涙色悲しむあを母として持つ古代インド王ムル・ドーを助けたい気持ち。
"不思議 考える前に起こす事は 身体に羽を与え"-「この寝ている人を起こそう」と考える前に反射的に寝ている人を起こすことにより、ムル・ドーの家臣である「身体」(シン・タイ、中国人)の背中に羽が生えるのが不思議である。
"その手引っ張って起こす奇跡"-シン・タイは毎朝ムル・ドーの手を引っ張って起こすが、成功したことはなかった。しかし、その日は奇跡的にムル・ドーが起きた。
"ほらねあの子は助かった"-ムル王国の城は敵国により包囲されていたが、ムル・ドーが起きてきて抗戦したことにより彼は助かり、王国も危機を免れた。「ホラネア」はムル・ドーの父である。
ここで曲は終わりである。このように、「Mr.Do」は「一時古代インドのムル王国の城が敵に包囲されたが、いつも寝坊するムル・ドーが奇跡的に起きて戦いに参加したことや、羽が生えたシン・タイが空中戦で敵を翻弄したことなどが重なって、見事ムル王国が敵国に勝利した」という歴史書の記述をもとにした歌であることがわかる。しかし、手を引っ張るだけで起きる人や、羽が生えている人などは現実性に欠ける描写であることから、この歴史書はムル・ドーやシン・タイなどの王朝関係者の権威付けのためにある程度脚色されたものであることがわかる。このように、Mr.Doは歴史書解釈のさいに記述を鵜呑みにせず、事の真偽を慎重に検討することの大切さを我々に伝える名曲なのである。
(https://m.youtube.com/watch?v=3hliF-uAibA)