不可説日記

日常の何気ない出来事を極度に歪曲してつづります

身構えるカマキリ

…というタイトルを勢いで入力してみたはいいものの、何のことかさっぱり見当もつかない。困ったなあ、カマキーリー大佐。

カマキーリー大佐「ああ、カナブン中尉。この昆虫わくわくランド帝国の最高権力者たるわたしが、どのような脅威に「身構える」必要があるというのか。まったく、わけのわからないことだ。」

ピーピーピー!敵襲ッ!敵襲ッ!

カマキーリー大佐「むっ、何事か?まさか、お風呂が沸いたというのか!?」

浴槽将軍「そのまさかだよ!きさまらを入浴させ、血行を促進させるために、ちゃぷちゃぷお風呂連邦から直々にやってきたのだ!われわれの9999999999万の軍勢にかてるかな!」

カナブン中尉「なんだと?なめた口をききおって。こっちには9999999999999999万の軍勢がいるぞ!」

シイタケ皇帝「残念だったな。わがキノコもぐもぐ連合王国には9999999999999999999999億の軍隊がいる。この軍隊は超最新式の四次元荷電粒子砲を99999999999999999丁持っているぜ!この超高圧電撃攻撃に耐えられるものはいない!」

入浴剤長官「ふざけるな。わが軍にも最新式設備の超強力マグナムガトリングガンを999999999999999999999999999999999999999999999999999本ずつ装備した最強の兵隊が99999999999999999999999999999999999999999999999兆人配備されている!さらに、最新鋭の巨大破壊ロボット999999Vの電圧の攻撃があれば、キノコ軍の本拠地を攻撃することも可能だ!攻撃せよ!」

浴槽将軍「サーイェッサー!」

カマキーリー大佐「やめろーーーー!!!!!!!」

ピカーン!

そのとき、戦場を一筋の光明がつらぬいた!

えのきだけ大臣「あれはまさか…伝説の黄金のカメムシ!」

カナブン中尉「ふふ、残念だったな。神は我々に味方したのだ!我らが超古代兵器の伝説の黄金のカメムシ「ゴールデンゴッド」が覚醒した!必殺技のビッグサンダーマウンテンアタックで、敵味方もろとも粉々にしてやる!」

入浴剤長官「やめてくれーーーー!!!!」

ピカーン!

そのとき、突如魔界の扉が開いた!

シイタケ皇帝「キッキッキ、ひざまずけ虫けら共よ!こんなこともあろうかと、闇の仙人ドクササコに頼んで魔界の扉を準備してもらっていたのだ!貴様らがこの扉を恐れれば恐れるほど、闇のパワーが増幅され、伝説の邪神「ダークネスオブサンダー」が復活する!そして、わが軍の兵士たちはダークマターブラックエネルギーを与えられ、われわれの王国が世界を支配するのじゃ!」

バスタイム少佐「くそお!こうなったらあれを使うしかない!ポチーーーー!!」

ウゴゴゴゴ!

ムッシュスズメバチ「オーマイゴッド!この地響きはナンデスカ!?」

ハンドソープ軍曹「言っただろう、わが軍には最新鋭の巨大破壊ロボットが存在するのだと!これはわが軍が9999年の技術をかけて99999年前の超古代文明の技術を解析し、最高峰の最強科学者の研究チームが創り上げた、前代未聞のパワーをもつゴッドロボット18号だ!必殺技のブラック電流光線は、魔界の恐ろしい最新式戦車さえもことごとく破壊するぞ!」

ダークマターファイター「くくく、これですべての国の必殺破壊兵器がそろったようですね。これは面白い戦いになりそうだ」

全員「いくぞーーーーっ!!!!」

ドカーーーーーーン!!!!!!!

こうして、熾烈な戦争が戦われたが、必殺破壊兵器の暴走により、すべての国の兵士が焼かれ、地球全体が灰燼に帰した。戦争は人類の滅亡という形で決着した。

かに思われた!!

人類は死滅していなかった!!!そこに現れたのは、胸に999999つの傷を持つ男!!!!