不可説日記

日常の何気ない出来事を極度に歪曲してつづります

身構えるカマキリの謎

「身構えるカマキリ」という記事を3つも4つも投稿してしまっていた。どうやら更新するたびに分裂していたらしい。これはなぜか?つまるところカマキリは細胞分裂で増えるエイリアンなのだ。カマキリはパンスペルミア説を身をもって証明していたのだ。

パンスペルミア(pansu phelhuvmi'a)は、パンゲア大陸に住む民族であるカミキ=リムシ族のフンコ=ロガシ語で「カマキリ」を意味する単語である。もともとはパンス1語でカマキリという意味だったが、「硬すぎる上に汚すぎて食べられたものではないカマンベールチーズのように」などという意味の副詞パンス(phansu)と似ていて、勘違いされやすいので、うしろに「痔に関連する」という意味の形容詞ペルミアを添えてこう呼ばれるようになったという。

今回、学会でパンスペルミア説が異端と認められたことについて、我々取材班はカミキ=リムシ族の村に入り、インタビューを決行した。

「非常に残念な気持ちだ。宇宙で生命が進化したという話は、先祖代々伝えられてきた神話で語られており、この村では9999歳の子供から3歳の老人に至るまでみんな知っている。一途に信じ続けてきたものが突然否定され、心のチーズが硬くなってしまった」と語るのは、村でカマンベールチーズを生産しているジョロ=ウグモさんだ。

それを聞いたインタビューアーが、「子供と老人の年齢がおかしい。時間が逆行しているのではないか」と指摘したところ、ウグモさんは悲しそうな表情を浮かべ「それも、先日村外の学者に言われて、ショックを受けた。この村では、時間が逆に流れている、と言われたが、意味が分からない。老いれば年齢は減っていくものだ。心のチーズが汚くなってしまうではないか」と語った。

インタビューアーの体は、猛烈なスピードで若返っていた。村に入ってきたインタビューアーは65歳の女性だったが、ウグモさんの店に入ってからだんだんとシワがなくなりはじめ、今では23歳の男性と大差ない風防になっていた。

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風防(ふうぼう)。マイクの先端に取り付け、風の音が入るのを防ぐ

「先日入ってきた学者さんもこんな形になった。この村に長く滞在しすぎると、急に風貌が変わってくるのだが、年齢がマイナスになるとそれを通り越して、人の形ではなくなりマイクの風防に変わってしまう。ちょうど、村の23歳の男たちに似ている姿だ。われわれの体はいくら年老いても1歳から0歳の間に老衰で死ぬようになっているから、この”時間が逆に流れている”土地で生き残ってきた。そのような文化や風土の違いを理解せずに、観光地だとか学術調査だとかいって勝手に村に入って、勝手に死んでしまう人が本当に多くなった。最近ではチーズづくりよりも風防の始末のほうに手を焼いている。そうやってチーズから目を離していると、自然と硬くて汚いものになってしまう」

そう言ってため息をついたウグモさんは、人の大きさほどある巨大な風防を抱え込むと、家の裏にあるどぶ川に捨ててしまった。かつてインタビューアーだったものは、川に投げ込まれ、またたくまに深緑色の水に溶かされていった。水面は音を立てて沸騰し、やがて激しい紫色の炎をあげた。

「外の人が入ってきた時には困ることの方が多いが、風防を捨てたときのこの光景は、この時にしか見られない。子供に見せたら喜ぶから、おもちゃの代わりくらいにはなる」

 

身構えるカマキリ

…というタイトルを勢いで入力してみたはいいものの、何のことかさっぱり見当もつかない。困ったなあ、カマキーリー大佐。

カマキーリー大佐「ああ、カナブン中尉。この昆虫わくわくランド帝国の最高権力者たるわたしが、どのような脅威に「身構える」必要があるというのか。まったく、わけのわからないことだ。」

ピーピーピー!敵襲ッ!敵襲ッ!

カマキーリー大佐「むっ、何事か?まさか、お風呂が沸いたというのか!?」

浴槽将軍「そのまさかだよ!きさまらを入浴させ、血行を促進させるために、ちゃぷちゃぷお風呂連邦から直々にやってきたのだ!われわれの9999999999万の軍勢にかてるかな!」

カナブン中尉「なんだと?なめた口をききおって。こっちには9999999999999999万の軍勢がいるぞ!」

シイタケ皇帝「残念だったな。わがキノコもぐもぐ連合王国には9999999999999999999999億の軍隊がいる。この軍隊は超最新式の四次元荷電粒子砲を99999999999999999丁持っているぜ!この超高圧電撃攻撃に耐えられるものはいない!」

入浴剤長官「ふざけるな。わが軍にも最新式設備の超強力マグナムガトリングガンを999999999999999999999999999999999999999999999999999本ずつ装備した最強の兵隊が99999999999999999999999999999999999999999999999兆人配備されている!さらに、最新鋭の巨大破壊ロボット999999Vの電圧の攻撃があれば、キノコ軍の本拠地を攻撃することも可能だ!攻撃せよ!」

浴槽将軍「サーイェッサー!」

カマキーリー大佐「やめろーーーー!!!!!!!」

ピカーン!

そのとき、戦場を一筋の光明がつらぬいた!

えのきだけ大臣「あれはまさか…伝説の黄金のカメムシ!」

カナブン中尉「ふふ、残念だったな。神は我々に味方したのだ!我らが超古代兵器の伝説の黄金のカメムシ「ゴールデンゴッド」が覚醒した!必殺技のビッグサンダーマウンテンアタックで、敵味方もろとも粉々にしてやる!」

入浴剤長官「やめてくれーーーー!!!!」

ピカーン!

そのとき、突如魔界の扉が開いた!

シイタケ皇帝「キッキッキ、ひざまずけ虫けら共よ!こんなこともあろうかと、闇の仙人ドクササコに頼んで魔界の扉を準備してもらっていたのだ!貴様らがこの扉を恐れれば恐れるほど、闇のパワーが増幅され、伝説の邪神「ダークネスオブサンダー」が復活する!そして、わが軍の兵士たちはダークマターブラックエネルギーを与えられ、われわれの王国が世界を支配するのじゃ!」

バスタイム少佐「くそお!こうなったらあれを使うしかない!ポチーーーー!!」

ウゴゴゴゴ!

ムッシュスズメバチ「オーマイゴッド!この地響きはナンデスカ!?」

ハンドソープ軍曹「言っただろう、わが軍には最新鋭の巨大破壊ロボットが存在するのだと!これはわが軍が9999年の技術をかけて99999年前の超古代文明の技術を解析し、最高峰の最強科学者の研究チームが創り上げた、前代未聞のパワーをもつゴッドロボット18号だ!必殺技のブラック電流光線は、魔界の恐ろしい最新式戦車さえもことごとく破壊するぞ!」

ダークマターファイター「くくく、これですべての国の必殺破壊兵器がそろったようですね。これは面白い戦いになりそうだ」

全員「いくぞーーーーっ!!!!」

ドカーーーーーーン!!!!!!!

こうして、熾烈な戦争が戦われたが、必殺破壊兵器の暴走により、すべての国の兵士が焼かれ、地球全体が灰燼に帰した。戦争は人類の滅亡という形で決着した。

かに思われた!!

人類は死滅していなかった!!!そこに現れたのは、胸に999999つの傷を持つ男!!!!

さっき見た夢の断片的な再構

楽しい夢を見たのだが、残念ながら半分くらいしか覚えていない。

駐車場のような空間に路面電車の軌道が敷かれている。しばらくして、自動走行車を四分割したような乗り物がやってきた。私は定員オーバーで乗れず、代わりに運転手のKBTITから2Lペットボトルに入った水をもらう。季節は現実に反して夏だった。

次の瞬間、私は駅構内の商業施設にいた。ポスターに私の名前が張り出されている。そのポスターの近くに売られているおこわ弁当を見て狂喜した。ついに私の順番が来た!という気持ちになった。この瞬間に感じたとてつもない喜びがこの夢が楽しい夢であるゆえんかもしれない。何か、ずっと願っていたことがかなった時のような気分だった。

弁当売り場を通り抜けて、母に会い、「たぬきをきたぬきって言っちゃった」と報告すると、まだ風呂に入っていないことをからかわれた。「今からもう2回目を入ってくるとこだよ」と言われ、そういえば今日は2回風呂に入らないといけないなあ…と思いだし、あわてて浴場に向かう。この世界には何種類か風呂があるのだが、時刻が遅いこともあって、どこに入るか自由に選べなかった。木造の狭い建物の扉に、ホワイトボードが下げてあり、そこにマル印をつけると風呂に入れる。更衣室はない。扉を開けると大きな一つの湯舟におっさんたちがたくさん入っていたので、誰も入っていない湯舟につかり、障子を閉める。そこでは「しゃ」から始まる言葉に関連した替え歌を歌いながら入る必要があった。再び障子を開けると、風呂場の構造が変わっていて、小さい湯舟がたくさんある感じになっていた。露天風呂もあるようだが、窓ガラスが曇っていて見えない。

そこで場面が切り替わり、一本グランプリの番組が流れ始める。ダウンタウン松本がBTSの替え歌(元の曲名は分からない、そもそもBTSかどうかも分からない)を歌った。真っ黒の背景に「せるひこさんって人権ないじゃん」という白文字のテロップが出
たところで目が覚めた。せるひこさんという人がだれかはわからない。

 

中学生のころに書いた日記 其の三「苔」

六月某日「コケにするコケ、コケにされるコケ」

 

 もう日付も忘れてしまったが、ある日の下校中のこと。

 いつものように、用水路沿いを行く。

 この用水路とのつきあいは、かれこれもう八年にもなる。何度飛び越えて、狭い所を渡って遊んだことだろう。傘で雪をつついて落とした日も、雪がドッサリ積もった日に、長靴でがぼって、はまりかけた日も、「忘れられない、大切な」 「思い出!」(全員で)

 そんなことはおいておいて、私はたいてい友達と一緒に帰る。この日は確かK君とH君と一緒に帰ったのだが、H君は用水路が道路の下に潜って見えなくなる角で私たちとは違う方向に曲がる。そのため、この角で立ち止まってだべり、時間をとられるのが恒例となっている。いつもどおりだべっていた私は、どういういきさつかは知らないが、用水路の傍の狭い所にしゃがみこんだ。

 なぜしゃがみこんだのか不思議でならんが、しゃがみこむと、用水路の壁の、あるものに気づいた。

 コケがびっしり生えている。

 考えてみれば、今までコケのことなどほとんど考えてみたことがなかった。中一のときコケについて理科で学習したが、それでも日常でコケを意識することなどなく、目にも留まらなかった。

 しかしこの日はなぜか、コケが目に入ったのである。

 目の前のコケと見つめ合う。

 君は何を考えているんだ。

 生物とも無生物ともとれない微妙な姿をして、壁に貼り付いて、いったい何をやっているのか。人間だったら変質者だ。警察に突き出してやろうか。

 コケは湿ったところならどこにでもいる。凄まじい繁殖力だが、いったい君は何のために繁殖して、何の為に生きているのか。君にとっての生きがいは何なのか。

 そんなことを考えながら、コケを指でこすってみると、何か飛んだ。

 コケの胞子だ。こんなにも簡単に出るとは…って、まてよ。観察してる暇はない。もしコケの胞子を吸い込んでしまったら、胞子が喉の壁について、コケが喉に生えて来て、そのコケが喉を通過する水分を吸って成長し、水分を全てコケにとられて自分は水分がとれずに死んでしまうかもしれないので、さっと逃げる。

 逃げた後も、コケとにらめっこをし続けたが、結局コケの生きがいに関して答えは出なかった。

 コケにする、という言葉がある。この言葉から、日本人は昔から、コケのことをコケにしていた、つまり軽く見ていたことがわかる。しかし、コケは人間の想像を超えるほどの範囲にいて、すさまじい繁殖力を誇る。もしかしたら、コケにされているコケたちは、人間はぼくたちに気づかないが、実は秘密裏でコケ補完計画を進めていて、今に滅ぼしてやるぞと、人類をコケにしているのかもしれない。そんなことを言うとズッコケられそうだが、本当にコケというやつは何を考えているかわからないのがおもしろい。

中学生のころに書いた日記 其の二「ワクワクテクニック」

五月十一日・一 「ワクワクテクニック」

 

 大工さんが帰って一日たったこの日、いよいよ楽しみにしていた校外学習である。この日は、隣の隣の市の大学にいってクソ真面目な講義を受けた後に(これについては、前年上級生は名古屋まで行っていたということもあって、もっと遠くまで行きたいということで、生徒からの抗議が多かった。講義だけに)、山の中のド田舎にあるアドベンチャー施設に行って、施設の人の話を聞いたりする(これについては皆が喜んでいたが、現地についてから抗議を受けることになる)という計画であった。

 もちろん私も、山の中に行くのは楽しみだ。施設の人の話にも興味がある。(ここでポイントなのは大学でうける講義のことは眼中にないということである)しかし、やはり最も楽しみなのは、長時間におよぶ「バス移動」である。

 移動が最も楽しいとはなんだというかもしれないが、だって楽しいのである。校外学習、遠足あるいは修学旅行など(以下修学旅行とする)におけるバス移動とは、家から学校までバスで行くのとはまるで違う。バス移動の中でも、かなり特別なスペシャルバス移動なのだ。

 修学旅行のときのバス移動ほど、友達どうしでどんちゃん騒ぎできるイベントはない。友達同士で遊ぶことなら家でだってできるが、バス移動のときは仲のいいやつもよくないやつも皆いる。だから、非常にうるさい。うるさすぎる。うるさいだけだったら学校でもできるが、うるさいに加えバス移動には次々に景色が移り変わっていき、だんだんと目的地に近づいていく、期待感がある。さらにバス移動のときには決まってカラオケ大会が開催されるため、うるさい、期待感、カラオケのトリプルコンボにより、ただのバス移動がスペシャルバス移動となっているのである。

 人間は、ワクワクすると幸せになる。目的のものをずっと楽しみにしている時間はとてもワクワクし、早く来いというイライラを感じながらも、イライラの何倍も楽しい気持ちが脳内を占めている。そのワクワクさは、ときに目的のものを手に入れたときよりも、幸福に感じさせることがある。

 バス移動というのは、旅行先という目的地に着くまでのワクワクの過程であり、そのワクワクに加え、さらにトリプルコンボが重なって来るのだから、そりゃあもうアドレナリンが出まくるはずである。普通ワクワク状態のときは目的のものを楽しみにしているのを楽しんでいるのだが、バス移動の場合はあまりにもアドレナリンが出過ぎて、ワクワクそのものに本来の楽しみが持っていかれてしまうので、目的地に着くころには、楽しみにしているはずなのに、たいてい「バス移動が終わる」ことによって、気分が暗くなる。

 バス移動のワクワク状態が、ワクワクを通り越して、もはや修学旅行のメインイベントとなってしまっている。メインイベントとなってしまっているため、当然メインイベントの前のワクワク状態も別に発生してくる。バス移動のワクワクが少し前に移動した結果が、前日の夜眠れなくなるという現象に表れている。しかし、脳は前日の夜のワクワク感が「修学旅行全体」に対するものと錯覚し、「修学旅行が楽しい」という風評を引き起こすため、バス移動は陰に隠れがちであり、卒業式に思い出を語る場面でも、なぜかバス移動のことは一言も触れられずにスルーされる。しかし、バス移動はれっきとしたメインイベントであり、しかも年に一、二回しかないため、その貴重なチャンスをものにするため、より高度なワクワクテクニックが求められる。もはやスポーツである。だから私が全日本ワクワク協会の会長となり、ワクワクテクニックブックやワクワク講座などで、皆にワクワクを広めていきたいと思う。

 ワクワクに要求される最低限のマナーの例として、行きのバス移動は皆で楽しむことが推奨されるが、帰りのときは眠たい人もいるので、声を若干小さめにして楽しむか、あるいはもうみんなで寝てしまうようにするということがあげられる。いくら楽しいからとはいっても、人の睡眠時間を奪ってはいけない。スポーツマンシップにのっとり、安全に注意してワクワクを楽しみましょう。

 ワクワクについて詳しくは、六月下旬に発売予定の「JWKA はじめての ワクワク入門」に記述する予定であるので、ぜひ書店へ行って、千五百円のこの本を熟読することをおすすめする。さらに高度なテクニックを得る為、上級ワクワク書も発売予定である。修学旅行には必携の、ワクワクする内容となっているので、ぜひお買い求めいただきたい。

中学生のころに書いた日記 其の一「音ゲー」

序文

 唐突に、日記をつけてみることにする。

 私は飽きっぽいから、三日坊主にならなければいいと思っている。

 何故日記をつけ始めたかといえば、私の学校にはたいてい変な奴しかいないからである。日記をつけておけば、話のネタになるから、そういうのもあるが、やはり一番は、文章を書くこと自体が楽しいということである。

 私は、今まで、他人がいうような青春を味わったことがあまりないと思う。現時点で科学部に所属しており、女に興味がない私にとって、少なくとも甘酸っぱい思い出というものはなくて、あるのは、しょっぱい思い出とか、うま味の強い思い出とか、ニョクマムみたいな味がする思い出とかしかない。

 だが、それがいい

五月四日「音ゲー

 

 いきなり中途半端な日付から始まっているが、これ以前は記憶が薄いので仕方がない。思い出したら書くかもしれないが、それでも中学校より前のことは多分一ページ分も書けないと思う。

 ゴールデンウィークの真っただ中でウキウキしている。この日、隣の市のショッピングセンターへ行った。休日は、私はみんなとは違う市にある実家にいて、友達がいないのでいつも一人寂しくそこらへんを目的もなく徘徊している。といっても私の街は、遊ぶところがある都会でもなく、かといって自然が美しい田舎でもないという一番困るパターンの街で、徘徊も二十分程度で終ってしまう。徘徊が終ったら、後は基本的に自室にいて本を読んだりパソコンをいじったりしている。それでも学校や塾がある平日よりはましであるが、それにしてもこの街は本当に微妙である。都会はもともと観光スポットがあり、田舎は田舎で自然を生かした観光施設を作ったり、それがなくても近くの田に行き虫取りをしたり魚を見たりする楽しみがある。微妙な街は微妙な街ならではのどうにも困る微妙さがあるが、その微妙さはやっぱり何にも活かすことができない。

 しかしよく考えてみれば、自分の住んでいる町が微妙なのではなく、この町に慣れているから微妙なのかもしれない。田舎の中学生も、もう珍しい魚や虫に飽き飽きしているということだろうか。田舎の施設は、田舎に飽きていない人が多いから人気になるのだろうか。

 田舎の中学生に私の街に来てもらったら、どう思うのだろう。そこそこの都会に見えるのだろうか、興味深いことだ。夏休みの自由研究は、このテーマについて研究してみようか。

 

それはそうと、五月四日に行ったショッピングセンターでは、私と友達のD氏と先輩四人という面子で、音ゲーで遊んだ。私は太鼓をたたいたり、コースターに乗ったり、もぐらたたきをしたりした。友達はピアノを弾き、先輩方は洗濯機の周りを叩いていた。皿を回している人もいれば、ツマミをひねっている人もいた。しかし、これらの音ゲーの中でもっとも私が気に入ったのは、CHUNITHMというものである。

 何故はまったのかといえば、よくわからないが、今思えばヒット音が気持ちいいから出ないかと思う。手を振り上げたときの空気を切り裂く音、黄色いタップを叩いたときの何とも言えない音、赤いタップを叩いた時の音さえも、音楽のテンポと合わさって、とても心地よい。ゲームシステムが面白いのもあるし、ペンギンがカワイイのもあるが、音ゲーというのは音を楽しむものだから、やはり音に惹かれる。私は、今までやっていた太鼓の達人は一回だけにとどめ、代りにペンギンを四、五回程調教し、満足して帰った。

 

 音ゲーといえば、少し前、おといろはという音ゲーが発表になった。MAIMAIが洗濯機のような形をしているのに対し、こちらは洋式便器のような形をしている。便座のまわりにある何かを投げるというのが特徴だが、動画を見てみると、かなりやりにくそうである。ネタ切れ感が出まくっている。あんなものはボルテで十分ではないか。

 しかし、ゲーセンにでっかいトイレが唐突においてあるというのは、ぜひ見てみたいものだ。お前の居場所はそこじゃないだろ、音ゲーコーナーなんかに置いてあったらプライバシーもへったくれもないじゃないか、と突っ込みたくなるシュールさがあっていいと思うのだが、なんとコナミの昨年度決算書に、おといろはの名前がなかったというのである。つまりこれは、おといろは稼働中止を意味する。まことに残念だ。

 というわけで、おといレことおといろはは見事に撃沈してしまったわけであるが、トイレの形をした物というのは、音ゲー界はおろかゲーム界でもなかなかなかろう。トイレをテーマにしたゲームなら、トイレキッズというものがあるが、それはさておき、トイレをテーマにした音ゲーを、もう一回作ってはどうかと思う。

 そもそもおといろはの問題点は、和風の音ゲーを名乗っておきながら、形を和式便器にしなかったことである。もし和式便器だったら、座りながらプレイする音ゲーという点でも、注目を集めていただろう。

 ゲーセンにでっかい和式便器が唐突においてあるというのは、ぜひ見てみたいものだ。お前の居場所はそこじゃないだろ、音ゲーコーナーなんかに置いてあったらプライバシーもへったくれもないじゃないか、と突っ込みたくなるシュールさがあっていいと思うのだが、なんとコナミの昨年度決算書に、和式おといろはの名前がなかったというのである。つまりこれは、和式おといろは稼働中止というか、そもそもそんな音ゲーはそもそもないということを意味する。こんなものを考えた人は、まことにアホだと思う。